風邪が猛威をふるっているらしい。昨年の十八倍も患者さんがいるそうである。私はここ何年か、年末から年始にかけて、風邪でダウンするのが恒例だったのが、今年は違う。みんながげほげほやっているにもかかわらず、いまだに風邪をひかない。ふだんは外からかえったら、必ず手を洗い、粗塩でうがいをする。ちょっとおかしいなというときもあったが、みかんや、緑黄色野菜と豚肉の野菜炒めを食べ、早めに寝る。そうしているうちに、けろっと治ってしまうのである。髪の毛をショートカットにしたとき、美容師さんに、「短くすると、風邪をひくから注意してくださいね」といわれた。その直後、ある本でファッションモデル嬢が、「整体の先生から首筋は冷やさないほうがいいといわれているので、家にいるときいつもハイネックの服を着ているか、首にはスカーフを巻いている」と話していた。髪を短くして首筋がむきだしになった私は、それを真似して、家にいるときは夏場でも首に木綿のスカーフを巻き、冬場はなるべくハイネックの服を着て、寝るときもシルクのスカーフを首に巻いている。そのせいかどうかわからないが、おかげさまで風邪が猛威をふるっているなか、何事もなく過ごしているのである。私は外に出ようと思わなければ、外に出なくてもいい仕事をしている。寝ようと思ったらいくらでも寝られる。しかしサラリーマン、OLはそうはいかない、多少の熱はおして、出勤する人がほとんどだろう。だいたい会社を休む発熱ラインは、三十八度五分だそうで、私は熱が三十八度もあるのに、出勤するのかとびっくりした。そんな無理をしていたら、治る風邪も長引くのは当然である。早め、早めに睡眠をとっておけば、こじらせなくても済むのに、無理をしてでも出勤しなければならないなんて、本当に大変だと思う。


